<手作り・木工講座2004(2004年9月19日〜9月25日)>                P1/P2/P3/P4/P5


去年も参加して2つの小箱を制作した、東京芸術大学の手作り木工講座[2003年手作り木工講座]
今年もなんとか丸々一週間都合をつけて参加して、小椅子を制作しました。

今年の小椅子は、去年の小箱とは違い木の厚さも面の大きさも違っていました。こんなに違うものかと思うぐらいの、体力勝負でした。更に今年は、昨年とは打って変わって記録的な猛暑の余韻を残す残暑の毎日。熱のこもりやすい工房の中で汗まみれになりながら、筋肉痛と手の痛みとの闘いでした。

<作業場所>
左側の写真は、制作作業を行う工房。
右側の写真は、木材の加工ができる様々な大型機械がある機械室です。

  


<木について>

使用したのは、朱利桜(しゅりざくら)という木です。
比較的硬い木ですが、加工し易い上質の木です。
身幅があまりとれないので、一枚板は貴重だということです。

木をよく見ると、真中の色の赤っぽい部分(アカミ)、外側の白っぽい部分(シラタ)、木の皮の部分(ミミ)に分かれています。


<道具について> 〜今回使用した、代表的な道具類たち〜

青い道具箱に入っているのが、木工する際に必ず使う基本的な道具類で、芸大の学生さん達が最初に渡されるのも、この道具箱だそうです。
ノミ、ケヒキ、スコヤなども入っています。
加工したい木の部分によって、使うカンナの大きさや形も様々です。奥から、豆平カンナ、豆反カンナ、平カンナです。
カンナは刃もさることながら、台(木の部分)の調整がとても大切だそうです。気候により台の状態が変化するので、毎日調整は欠かせません。
講座でも、台の調整、刃の研ぎ方、刃の調整の仕方を教わりました。
少し変わった形のカンナです。南京カンナというようです。凹曲面を削るときに使いました。


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